労働者は高度プロフェッショナル制度を求めていない

昨日に引き続き,

高度プロフェッショナル制度(通称「高プロ」といいます)

の危険性について記載します。

 

 

昨日,全国過労死を考える家族の会の方々が,

働き方改革関連法案から高プロを削除することと,

首相との面談を求めて,首相官邸前で座り込みを行いました。

 

 

https://www.bengo4.com/c_5/c_1224/c_1653/n_7916/

 

 

家族会の方々がうったえたのは,

高プロは過労死を促進する,

労働者は高プロを求めていない,

労働者目線の働き方改革を求める,

というものです。

 

 

昨日のブログにも記載しましたが,

高プロは,労働者の働き過ぎを防止することを

目的とした労働時間の規制をなくし,

残業代0円で24時間働かせても合法

になってしまうおそろい制度なのです。

 

 

残業代が0円になれば,

会社は,利益をあげるために,

労働者をどれだけでも働かせてしまいます。

 

 

そうなれば,労働者は,

働き過ぎとなり,疲労が蓄積して,

やがて過労死・過労自殺という

破滅の道をたどることになります。

 

 

 

このような高プロを労働者が望んでいるのかといえば,

残業代0円で24時間働かされること

を望む労働者はいないはずです。

 

 

労働者は,自分の時間という最も貴重な資源を

会社に提供して,会社から給料という対価をもらいます。

 

 

労働者が会社に提供する時間がどれだけ増えても,

会社からの対価である給料が増えないのであれば,

労働者は,最も貴重な資源である時間を

浪費することになり,損をすることになります。

 

 

労働者は,会社で働く時間以外にも,

家族と過ごす時間,

自分の趣味を楽しむ時間,

睡眠をとって疲労を回復する時間,

食事を楽しむ時間

などを確保する必要があります。

 

 

労働者が会社で働く時間が増えれば,

これらの時間が削減されてしまい,

人生の楽しみを失うことになりかねません。

 

 

自分の時間を大切にするなら,

労働者に高プロを導入するニーズはありません。

 

 

加藤勝信厚生労働大臣は,

十数人にヒアリングしたところ,

労働時間の規制を外すことに肯定的な

労働者の意見があったと説明したようです。

 

 

たった十数人のヒアリング調査を根拠に,

全国の労働者に影響を与える高プロのニーズがある

と決めつけるのはあまりにも杜撰です。

 

 

さらに,このヒアリング調査が,

どのような労働者を対象に,

どのような質問をして,

どのような回答があったのか

が明らかにならなければ,にわかに信用できません。

 

 

 

労働者が必要としていない高プロを導入しても,

労働者目線の働き方改革にならないのは明らかです。

 

 

労働者が求める働き方改革を実現するのであれば,

高プロは,撤回されるべきなのです。

 

 

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