ブラックバイトのせこい手口

労働基準法を守らないブラックバイトというものがあります。

 

 

ブラックバイトとは,学生が学生らしい生活を

送れなくなってしまうようなアルバイトのことで,

低賃金であるにもかかわらず、

正社員並みの義務やノルマを課せられたり、

学生生活に支障をきたすほどの重労働を強いられてしまうのです。

 

 

 

 

例えば,帳簿とレジのお金が合わないと、

バイト代から不足分をひかれてしまうことがあります。

 

 

さらに、商品に売れ残りが生じると、

その商品を発注した人(発注もアルバイトの仕事の一つ)が

買い取らなくてはいけません(自爆営業)。

 

 

お中元やバレンタインなどのイベントシーズンには、

アルバイト一人ひとりに売上ノルマが課され、

ノルマの未達成は罰ゲーム(無給で店舗の掃除)につながります。

 

 

 

 

様々な罰金や商品の買い取りのせいで、

働いてもなかなか給料として手元に残りません。

 

 

このように,学生のアルバイトであっても,

正社員のように働かされたり,

労働基準法を無視する過酷な労働をさせられることがあります。

 

 

上記のケースについて,具体的な

労働基準法違反について説明します。

 

 

まず,帳簿とレジのお金が合わないと

バイト代が削減されてしまうことは,

労働基準法24条1項に規定されている

賃金全額払の原則に違反しています。

 

 

会社は,労働者に対して,賃金を全額

支払わなければなりませんので,

レジの不足分を勝手に賃金と相殺することは

禁止されているのです。

 

 

また,帳簿とレジのお金があわないことは,

少額であれば一定確率で発生するものであり,

そのような会社の損害は労働過程に内在するものであるため,

労働者に損害賠償債務は発生しないと考えられます。

 

 

労働者が会社に対して,損害賠償を負わなければならないのは,

労働者がわざと会社に損害を与えたり,

労働者の大きな落ち度で会社に多大な

損害を与えた場合に限定されています。

 

 

そのため,帳簿とレジのお金があわないことだけで,

会社は,労働者に対して,損害賠償を請求できないと考えられます。

 

 

次に,発注した商品を自分で買い取らなければならない

自爆営業ですが,これは,違約金の定めや損害賠償額の予定を禁止した

労働基準法16条に違反する可能性があります。

 

 

 

 

そして,ノルマの未達成の場合の

罰ゲーム(無給で店舗の掃除)については,

遂行不可能なことの強制やミスに対する過度の制裁として,

パワハラに該当する可能性があります。

 

 

店舗の掃除の時間は,当然労働時間になりますので,

会社は,賃金を支払わなければならず,無給で掃除させることは,

労働基準法24条1項に違反します。

 

 

このように,ブラックバイトの手口は,

労働基準法に違反していることがほとんどです。

 

 

上記のケースについては,労働基準監督署へ相談して,

会社を指導監督してもらい,

給料からひかれた分を取り戻し,

自爆営業は,パワハラや労働基準法違反であると

主張して断るようにするべきです。

 

 

学生にも労働法の知識を身につけてもらい,

ブラック企業のいいなりにならないようにしてもらいたいです。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

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