アンカリング

米国NLP協会認定トレーナーの金花しのぶさんから,

毎月1回,NLPを学んでいます。

 

http://kinkanlp.com/

 

 

今日は,先日学んだNLPのスキルである

アンカリング」についてアウトプットします。

 

 

アンカリングとは,ある刺激と望む反応を意図的にリンクさせて,

どのような時でも,自分の望ましい状態を,

船の錨をおろすように,心身に定着させるスキルです。

 

 

 

 

ようするに,「条件付け」を意図的に行い,

どのような状況においても,より高いパフォーマンスを

発揮しやすい心身の状態にしていくのです。

 

 

条件付けとは,パブロフの犬で考えるとわかりやすいです。

 

 

 

犬にえさをあげるときにベルを鳴らして,えさをあげます。

 

 

この行為を何度か繰り返すと,

犬はベルを鳴らしただけで,

よだれを垂らすようになります。

 

 

ベル(刺激)→よだれ(反応)

 

 

これを人間に応用するのです。

 

 

ラグビーの五郎丸選手のルーティーンにあてはめるとこうなります。

 

 

 

五郎丸選手のルーティーン(刺激)→理想のキックをして

ゴールが決まったイメージをいだきながら最高の集中力を発揮する(反応)

 

 

アンカリングを活用すれば,

仕事に追われてストレスフルな状態から,

やる気に満ちたはつらつとした状態に自分を変えることができます。

 

 

アンカリングは,次のように行います。

 

 

1 嬉しかったり,感動した過去の強烈な体験を思い出します。

 

 

2 自分の視点で,その過去の強烈な体験を追体験します。

 

 

3 追体験をして自分の感情や気分を高めて,

ピークの直前のタイミングを見計らいます。

 

 

4 ピークの直前のタイミングで独自のポーズ(刺激)を行います。

 

 

5 独自のポーズと適切な心身の状態がリンクします。

 

 

抽象的ですので,私が行った具体例で説明します。

 

 

1 私の場合は,司法試験に合格したときの体験を思い出しました。

 

 

2 法務省の掲示板の前で,自分の受験票を見ながら,

自分の番号を見つけて,「やったー,合格したー」

と喜んでいた情景をリアルに思い出しました。

 

 

3 そのときに頭に浮かんだ情景を頭の中で大きくし,

実際にガッツポーズをしたり,「やったー,合格したー」

と声に出して,感動をピークの直前にまで持っていきます。

 

 

4 そして,私は,上を向きながら,

右耳たぶを触り,アンカリングを行いました。

 

 

5 仕事に追われて,ストレスがたまってきたときに,

上を向きながら,右耳たぶを触る(刺激)と,

司法試験に合格したときの喜びや感動が思い出されて,

なんとかなると前向きな状態になれます(反応)。

 

 

このように,アンカリングは,自分の状態を,環境に左右されることなく,

自分でコントロールできるようになるスキルなのです。

 

 

アンカリングを活用すれば,ストレスを減少させて,

自分がとらわれなくなり,自分を自由にできるようになります。

 

 

NLPを学ぶと,右脳が活性化されて,

自分の潜在意識の中にあるリソースを引き出すことができて,

まだ見たことがない自分を発見するという

不思議な体験をすることができて,とても楽しいです。

 

リフレーミング

自分の目標達成のため,コミュニケーション能力を高めるため,自分自身を知るために,先月から月に1回,米国NLP協会認定トレーナーの金花しのぶさんからNLPを学んでいます。

 

http://kinkanlp.com/

 

NLPとは,神経言語プログラミングのことです。私の理解では,NLPとは,成功した人は,どのように考え,どのように言葉を使い,どのように行動しているかというパターンを分析し,それをまねて,自分も成功していくための脳の使い方をマスターしていくという学問のことです。

 

先日は,NLPのスキルのうち,リフレーミングを学んだので,アウトプットするために,ブログを記載します。

 

人は,自分の価値観に基いて,物事を見ています。この物事を見る視点をフレームといい,物事を見る視点を変えることをリフレーミングといいます。

 

リフレーミングは,出来事の枠組みを変えることで,ある物事に対する受け止め方や感じ方を変えることができるようになります。

 

このリフレーミングをすることで,人の短所を長所に変換することができます。

 

例えば,私は,自分の短所をめんどくさがりだと考えていました。具体的には,仕事をしているときに,別の仕事が舞い込んでいると心の中で,その別の仕事について,めんどくさいなと思ってしまうことがあります。

 

しかし,このめんどくさいというマイナスの捉え方ですが,別の見方をすると,集中して仕事に取り組んでいるので責任感がある,自分のペースを大事にしている,などのプラスの捉え方に変えることができます(内容のリフレーミング)。

 

また,仕事をしていて,別の仕事が舞い込んできた時にめんどくさいと感じるということは,その人は任せた仕事に責任をもっているので,その人に仕事を任せたら大丈夫だ,優先順位を考えて仕事をしているので信頼がおける,などプラスに変換することができます(状況のリフレーミング)。

 

リフレーミングを使うことで,物事には肯定的な意図があるはずだと脳が反応し,自分の短所を長所に変換して自分を理解し,また,苦手な人の良い点に目を向けることで,相手に興味をもてるので,他人を理解できるようになります。苦手な人は,自分の内側を投影する鏡だったのです。

 

日頃から,リフレーミングをするくせをつければ,多角的に物事を捉えられるようになり,自分の短所を長所に変換してモチベーションを向上でき,苦手な人の良い点をみつけて,フラットな人間関係を築けるようになり,自分を自由にできそうです。

 

意識して,リフレーミングをする訓練を続けていこうと思います。